ドキュメントの比較

1. [ドキュメント] > [比較] > [ドキュメントを比較] に進みます。[ドキュメントを比較] ダイアログボックスが表示されます。

   

2. [ドキュメント A] セクションで、比較する最初のドキュメントを選択します。
   • ドキュメントが現在 Revu で開いている場合は、[ドキュメント A] セクションの [ドキュメント] ドロップダウンリストから選択します。
   • ドキュメントが現在 Revu で開いていない場合は、[ドキュメント A] セクションの [ドキュメント] ドロップダウンリストの右側にある をクリックして、対象のドキュメントに移動して開きます。

3. 比較する [ページの範囲] を選択します。

   • すべてのページ：範囲をすべてのページに設定します。
   • 現在：範囲を現在のページのみに設定します。現在のページ番号がかっこ内に表示されます。たとえば、現在のページがページ 2 の場合、現在のページ (2) となります。
   • カスタム：範囲をカスタム値に設定します。このオプションを選択している場合、リストはテキストボックスになります。カスタムの範囲を入力するには：
     • ページ番号の間にダッシュを入れて、2 つのページとその間のすべてのページを定義します。
     • 分割されたページを定義するにはコンマを使用します。

     例：1-3, 5, 9 には、ページ 1、2、3、5 および 9 が含まれます。

4. [ドキュメント B] でこの処理を繰り返します。
5. [出力フォルダ] フィールドにフォルダのパスを入力するか、フィールドの右側にある をクリックして対象のフォルダに移動して、比較ドキュメントを保存するローカル、ネットワーク、または DMS フォルダを選択します。
6. 各ドキュメントの特定の領域のみを比較する場合は、[ウィンドウの選択] を選択します。ダイアログボックスが非表示になります。四角形をクリックしてドラッグし、比較する領域を定義します。それ以外の場合は、ドキュメント全体が比較されます。
7. デフォルトで Revu によってドキュメントの整列が試行されます。自動位置合わせを上書きするには、[点の選択] をクリックして、位置合わせの点を指定します。各ドキュメントで 4 点選択する必要があります。点は時計回りで指定し、位置合わせの点は、互いに対応する必要があります。たとえば、ドキュメント A の選択点 1 は、ドキュメント B の選択点 1 に対応する必要があります。
8. 比較処理の完了後に、示された相違をレビューするために同期ウィンドウ横に並べて開くには、[スクリーン分割表示 (同期)] にチェックを付けます。
9. 下にある PDF コンテンツを薄く表示して、相違がある場所を簡単に分かるようにするには、[減光をオンにする] にチェックを付けます。
10. 設定済みの比較設定を含む [比較のタイプ] を選択します。これらの設定は、[詳細設定] をクリックするとカスタマイズできます。詳細については、以下の「詳細な比較のオプション」を参照してください。

11. [OK] をクリックします。比較が完了したら、相違が注釈で表示されます。

    [スクリーン分割表示 (同期)] ボックスにチェックを付けた場合は、比較された 2 つのドキュメントは横に並んで表示されます。1 つのウィンドウをズームまたはパンすると、反対のウィンドウの表示が更新されます。2 つのドキュメントの前後、変更済みまたは未変更のパーツを見て比較する場合に便利です。追加されたマークアップは、PDF の指定により、左または右のウィンドウに表示されます。

    相違が検出されたときに自動的に追加されたマークアップのテーブルを表示するには、マークアップリストを開きます。

    マークアップリストでマークアップを選択すると、Revu ワークスペースは相違がある場所にジャンプします。

[詳細な比較のオプション] を使用して、ドキュメントの比較プロセスを微調整します。指定されたデフォルトの[比較] 設定および[レンダリング] 設定を使用し、ドキュメントの比較プロセスで相違点を検出できない場合にのみこれらの設定を変更することをお勧めします。

デフォルトとして提供されている 3 つの比較タイプ は、[印刷済みのドキュメント (同じプリンタ)]、[印刷済みのドキュメント (別のプリンタ)]、[スキャン済みのドキュメント] です。それぞれのタイプ には、事前設定した比較の設定があります。任意のデフォルトのタイプ の設定を変更することも、<New Custom> を選択してカスタムのタイプ を作成することもできます。[詳細な比較のオプション] は、次のとおりです。

比較のオプション

• 比較プロセスでは、比較するためにドキュメントをグリッドの領域に分割します。[グリッドのサイズ] では、比較に使用する個々のグリッド領域のサイズを定義します。これらの領域はピクセルの差分について検査され、異なる領域として識別されます。
• [ピクセルの密度] では、相違点を検出する場合に、([グリッドサイズ] で定義される) 特定の領域における相違の大きさのしきい値を制御します。
• [色の感度] は、ピクセルの相違を判断するしきい値を決定するのに役立ちます。感度の設定を低くするほど、感度の設定をより高くした場合よりも相違が検出されにくくなります。
  • この設定は、ピクセルの許容近接距離と連動します。近似するピクセルに対する近接領域をチェックするには、この値を大きくします。
• 比較している PDF の境界付近の領域を無視するように、余白の値を設定します。
• あるドキュメントが比較しているドキュメントからオフセットしていることが分かっている場合は、[オフセット] の設定に値を入力します。同様に、[自動位置合わせ] をチェックして、比較している図やドキュメントを Revu で自動的に位置合わせするように指定できます。自動位置合わせは、スキャンした図を比較する場合にお勧めします。

レンダリングのオプション

• [DPI] では、PDF のラスタライズに使用する解像度を決定します。デフォルトの設定は 72 です。比較のためにより高い解像度が必要な場合は、より高い値 (144) に設定します。
• ドキュメントの既存のマークアップはマークアップリストで簡単に特定できるため、デフォルトでは比較ツールでこれらの既存のマークアップは無視されます。[マークアップを含める] を選択すると、この動作が優先され、比較用にマークアップをレンダリングします。
• フラット化済みのマークアップは PDF のコンテンツレイヤーに組み込まれますが、比較ツールは、デフォルトで「回復可能」としてフラット化されているマークアップを無視します。この動作を無効にするには、[フラット化済みマークアップを含める] を選択します。

マークアップのオプション

• [色]、[塗りつぶしの色]、[不透明度] および [幅] を設定して、比較で検出された相違への注釈付けに使用するマークアップの外観を決定します。クラウドのマークアップを使用する必要がある場合は、[クラウド] をチェックします。
• 注釈を付けたときに注釈をロックする必要がある場合は、[ロック済み] をチェックします。
• 必要に応じて、[件名] フィールドに相違についての注釈の名前を入力します (「Differences 5-7-14」など) 。こうすると、件名でソートすることで、マークアップリストの相違についての注釈をグループ化しやすくなります。一連の相違点の比較を経時的に行い、変更履歴を作成できます。
• [適用する対象] ドロップダウンリストから、相違点の注釈を追加するドキュメントを選択します。「新しいコピー」オプションの 1 つが選択されている場合は、指定したドキュメントに基づき、相違点の注釈を含む新しいドキュメントが作成されます。それ以外の場合は、相違点の注釈が選択したドキュメントに追加されます。
• 比較プロセスで生成された比較ドキュメントのファイル名に付加する、ファイルのサフィックスを入力します。こうすると、比較ドキュメントと元のドキュメントの違いを識別しやすくなります。

デフォルトの比較タイプの値を変更すると、名前にアスタリスク (*) が付きます。

現在のタイプの設定を永久に変更するには、[保存] をクリックします。[ドキュメント比較設定の保存] ダイアログボックスが開きます。この設定の名前を入力します。デフォルトのタイプの設定を変更中に、名前が自動的に移入されます。これをデフォルトの名前の下に保存するか、変更して新しいタイプを作成できます。

含まれているタイプをデフォルトの設定に戻すには、[デフォルトに復元] をクリックします。