Studio プロジェクトのワークフローの開始

ユーザをプロジェクトに追加すると、ユーザにアクセスを許可したり (参加者のアクセスが制限されているプロジェクトが対象)、アクセスを拒否したり (参加者のアクセスが制限されていないプロジェクトが対象) できるようになります。制限された参加者のアクセスについては、以下でさらに詳しく説明します。

ユーザをプロジェクトに追加するには：

1. [プロジェクト] では、[Studio] タブで [設定] をクリックします。[プロジェクト設定] ダイアログボックスが表示されます。

2. [ユーザアクセス] タブをクリックします。以前追加したユーザがリストに表示されます。

   

3. 新規の個別ユーザを追加するには、 をクリックします。[電子メールアドレスの追加] ダイアログボックスが開きます。ユーザの電子メールアドレスを入力し、[OK] をクリックします。
4. ユーザを [グループ] に追加するには、 をクリックします。[グループの選択] ダイアログボックスが開きます。対象のグループを選択し、[OK] をクリックします。そのグループのユーザ全員が自動的に追加されます。
5. デフォルトでは、[ユーザアクセス] タブに追加されたすべてのユーザは、自動的に [アクセス] が [許可] に設定されます。特定のユーザへのアクセスを拒否するには (たとえばこの特定のプロジェクトにアクセスできないグループに入っているユーザ)、対象のユーザを選択し、[拒否] をクリックします。
6. このプロジェクトへのアクセスを、[ユーザアクセス] タブにリストされ、[アクセス] が [許可] に設定されているユーザだけに限定するには、[ユーザを選択します。
   • この設定とユーザのアクセス ステータス ([許可] か [拒否] のいずれか) との関係により、「ホワイトリスト」または「ブラックリスト」と同等の設定が可能で、次のような利点があります。
     • [ユーザをチェックしている場合、[ユーザアクセス] タブにリストされ、その [アクセス] が [許可] に設定されているユーザだけが、このプロジェクトにアクセスできます。これは、「ホワイトリスト」と同等の設定です。
     • [ユーザの制限] のチェックが解除されている場合、[ユーザアクセス] タブにリストされ、その [アクセス] が [拒否] に設定されているユーザを除き、誰でもプロジェクトにアクセスできます。これは、「ブラックリスト」と同等の設定です。
7. [OK] をクリックします。
   

権限では、プロジェクトでユーザが取れるアクションを定義します。権限はグループに対しても個々のユーザに対しても定義できます。

1. [プロジェクト] では、 [Studio] タブで [設定] をクリックします。[プロジェクト 設定] ダイアログボックスが表示されます。

2. [権限] タブをクリックします。

   

   デフォルトグループである 全員 が、以前このプロジェクトに追加された他のグループとともに表示されます。全員グループは、プロジェクトの全ユーザに適用され、その初期権限設定は、プロジェクト作成時に構成されています。削除することはできません。全員グループのほとんどの権限は、 プロジェクト作成時に[拒否] に設定されています。推奨されるベストプラクティスは、全員グループに大幅なアクセス権を許可するのではなく、特定のユーザおよびグループに追加の権限を付与する方法です。
   

3. 個別のユーザまたはグループを追加するには：
   1. .[ユーザ / グループの追加] ダイアログボックスが開きます。

   2. 対象のユーザまたはグループを選択し、[OK] をクリックします。デフォルトでは、ユーザおよびグループを追加すると、 グループの権限が継承されます。

      メモ： 個々のユーザは、初めてプロジェクトにアクセスするまで、リストには表示されません。

      • 新しいグループを作成するか、既存のグループのメンバーシップを変更する場合は、 [グループの管理] をクリックします。この機能は、ホスト しか利用できません。

        メモ： グループを作成する際は、同一セッションまたは同一プロジェクト内の複数のグループへの所属が Revu で許可されることにご注意ください。このような状態が発生した場合、その人の権限は、最も制限されたものがデフォルト設定になります。したがって、既にグループに加わっている人を 2 番目のグループに追加しても、予想した権限が付与されなかったり (最初のグループの権限の方が制限されているため)、希望しない制限が課せられたり (2 番目のグループの権限の方が制限されているため) のいずれかで、希望の効果を得られないことがあります。グループ作成時には、必ず調整を行うようにしてください。

4. ユーザまたはグループの権限を変更するには：
   1. [ユーザ / グループ] リストで対象のユーザまたはグループを選択します。
   2. [適用される権限] リストで対象の権限を選択します。選択した権限の右にドロップダウンリストの矢印が表示されます。
   3. ドロップダウンリストから権限設定を選択します。
      • グループの権限を定義する場合、オプションは [拒否] または [許可] です。
      • 他のすべてのユーザおよびグループの権限を設定するとき、オプションは、空白、 [拒否] または [許可] です。空白を選択すると、そのユーザまたはグループは、グループに定義された権限を継承します。
      • [フル制御] 権限は強力で、[許可] を設定することで、そのユーザまたはグループは管理者と同じ権限を持つことになります。その影響は次のとおりです。
        • 管理者のすべての権限は [許可] に設定されます。
        • 管理者はプロジェクトの名前を変更できます。
        • 管理者はプロジェクトを削除しできます。
        • 管理者は を管理できます。

        • 管理者は、他のユーザの権限を管理できます。

        • 管理者は、フォルダのデフォルトの権限に関係なく、あらゆるフォルダに対してすべての権限を持ちます。

        ただし、管理者ができる操作には一部制限があります。

        • 管理者はホストをブロックできません。
        • 管理者はホストの (あるいは別の管理者の) グループにアクセスできません。
5. ユーザまたはグループを削除するには、削除したいユーザまたはグループを選択して をクリックします。
6. [OK] をクリックします。

権限を設定するとき、2 つの階層セットがあることを覚えておいてください。権限セットと権限状態です。

• 権限セットは、ユーザがどのように権限を持つのかを説明しています。明示的にユーザに権限が割り当てられたのでしょうか (個別権限)?ユーザは特定のグループに属していたという理由で権限を与えられたのでしょうか (グループ権限)?それとも、上に挙げた条件をいずれも満たしていないため、一般権限がユーザにデフォルト設定されたのでしょうか (一般権限)?
• 権限状態は、ユーザが特定のタスクの実行を許可されているか ([許可])、それとも許可されていないのか ([拒否]) を表しています。個々のユーザまたはグループの場合、具体的に選択されているか ([明示的])、または空白のままか、いずれかの状態になります。空白の場合、対応する権限状態は[全員] グループ用にデフォルト設定されます (継承)。

権限状態は、権限セット内 で動作し、ユーザが権限の競合が発生している 2 つ以上のグループのメンバーであるときに、発生する競合を解決するためだけに作用します (詳細な説明については、下の例 4 と 5 を参照してください)。一般的には、1 人のユーザを複数のグループに追加しないことをお勧めしますが、そのような設定が必要な場合は、ホストと管理者が調整して、適切な権限が付与されるようにします。

階層

階層とは：

権限セット

1. 個別権限 (すなわち、特定ユーザのための設定) が最も優先されます。
2. グループ権限 (すなわち、作成したグループのための設定) は 2 番目に優先されます。
3. 一般権限 (すなわち、デフォルトの全員グループのための設定) は、最も優先度が低くなります。

権限状態

1. [明示的拒否] (すなわち、明示的に [拒否] に設定された権限) が最も優先されます。
2. [明示的許可] (すなわち、明示的に [許可] に設定された権限) は 2 番目に優先されます。
3. [継承した状態] (すなわち、デフォルトの全員グループから継承した、[拒否] または [許可] の権限) は、最も優先度が低くなります。

例

こういった階層を念頭に置いて、ユーザの実際の権限が決定される方法を説明するのに役立つ例をいくつかご紹介します。

1. Alice というユーザには個別権限が設定されていて、[招待を送信] 権限は [拒否] に設定されています。また、ユーザ Alice は、グループ A に属し、グループ A の [招待を送信] 権限は [許可] に設定されています。Alice は、プロジェクトに招待を送信できません。
   • Alice の個別権限は、グループ A の権限より優先されます。
2. Bob というユーザには個別権限が設定されていて、[招待を送信] 権限は [許可] に設定されています。また、ユーザ Bob は、グループ A に属し、グループ A の [招待を送信] 権限は [拒否] に設定されています。Bob は、プロジェクトに招待を送信できます。
   • Tom の個別権限は、グループ A の権限より優先されます。
3. Charlie というユーザには個別権限が設定されていて、[招待を送信] 権限は [許可] に設定されています。また、ユーザ Charlie は、グループ A に属し、グループ A の [招待を送信] 権限は <空白> に設定されています。全員グループの [招待を送信] 権限は [拒否] に設定されています。Charlie は、プロジェクトに招待を送信できます。
   • Tom の個別権限は、グループ A の権限より優先されます。
4. ユーザ Alice には、個別権限は設定されていませんが、[招待を送信] 権限が [許可] に設定されたグループ A に属していると同時に、[招待を送信] 権限が [拒否] に設定されたグループ B にも属しています。Alice は、プロジェクトに招待を送信できません。
   • グループ B の明示的な [拒否] 権限は、グループ A の明示的な [許可] 権限より優先されます。
5. ユーザ Bob には、個別権限は設定されていませんが、[招待を送信] 権限が [許可] に設定されたグループ A に属していると同時に、[招待を送信] 権限が <空白> に設定されたグループ B に属しています。全員グループの [招待を送信] 権限は [拒否] に設定されています。Bob は、プロジェクトに招待を送信できます。
   • グループ A の明示的な [許可] 権限は、グループ B の明示的な [拒否] 権限より優先されます。