マークアップリストを使用した欠陥一覧表の作成
マークアップリストは、すべてのマークアップを作成時に記録し、表形式でマークアップを表示します。この機能を活用すれば、数百個または数千個のパンチスケッチをくまなく調べてパンチリストを作成する手間を省くことができます。 Revu がリストの編集を行います。さらに、マークアップリストに備わった強力な並べ替えおよびフィルタリング機能により、パンチリストの整理をよりスムーズに行うことができます。リストは、他のプログラムにエクスポートしたり、元の PDF に追加することもできます。
マークアップリストでは、記録されるすべての変数でソートすることができます。件名によるソート機能を使用すると、ツールセット内の各ツールに関連付けられている分野ごとにマークアップを並べ替えることができます。 [責任者] 列は各ツールの責任者を追跡するため、複数の関係者が単一の分野における責任者である場合 (電気請負業者が 2 者存在する場合など) でも、確実にそれぞれの関係者に適切なパンチアイテムが通知されるようにすることができます。 [スペース] 列を使用すると、すべてのマークアップが単一のページに存在する場合でも、問題が存在する領域ごとに問題を素早く簡単に並べ替えることができます。
マークアップリストでは、ユーザー定義の [カスタム列] も使用できます。これは、目的に合わせて完全にカスタマイズすることが可能です。
[ウィンドウ] > [パネル] > [マークアップ] に移動するか、ALT + L キーを押して、[マークアップリスト] を表示します (非表示の場合)。
マークアップリストに備えられた高機能フィルタを活用し、列の値または検索ごとにフィルタリングすることができます。
次の例は、[電気] マークアップの [件名] 列によるフィルタリングを示しています。
- マークアップリストツールバーで をクリックします。フィルタ
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[件名] 列の横にある フィルタアイコンをクリックし、[電気] を選択します。
[電気] マークアップのみがマークアップリストに表示され、図面上では他のマークアップが淡色表示されます。マークアップリストのどの列に対しても、これと同じプロセスが適用されます。また、検索用語でフィルタリングすることも可能です。次の例では、検索用語を使用する方法で [電気] マークアップをフィルタリングします。
- [マークアップリスト] のツールバーで、[検索] フィールド内をクリックします。
- [電気] と入力します。
上記のように [件名] 列でフィルタリングした場合と同じ結果が得られます。この機能は、多数のスペースを含むドキュメントをフィルタリングする場合に特に便利です。数百個の部屋のあるメニューから目的のものを探すのではなく、必要な部屋番号を入力するだけで検索が可能です。
CSV または XML エクスポートを使用して、Excel またはその他のスプレッドシートプログラムにデータをエクスポートすることができます。または、PDF の概要を出力して、作業中の図面に追加したり別のファイルを作成することが可能です。
Revu では、 Revu のプログラム以外ではほとんど使用されることのないデータに関し、2 つの余分な列を出力する場合がある点に注意して下さい。これらのいずれかの方法を使用して Excel にエクスポートする場合は、生成されたスプレッドシートの最初の 2 列を非表示にする必要があるかもしれません。
- マークアップリストのツールバーを開き、[マークアップリスト] > [マークアップ] > [概要] の順に移動して、XML (または CSV) の [概要] を選択します。
- 要約するページの範囲、および必要とするすべてのオプションを入力して [OK] をクリックします。
- デスクトップなど、ファイルを保存する場所を選択し、[OK] をクリックします。
マークアップリストの PDF の概要には、作成したデータだけでなく各マークアップのサムネイルプレビューも含まれます。元の PDF に追加された PDF の概要には、元のマークアップへのハイパーリンクも含まれます。これにより、チャートをスクロールしながら、元の図面に戻って測定値を確認したり、より大きなコンテクストを確認したりする場合に、クリックするだけでその場所へ移動することができます。 PDF の概要を作成して図面に追加する場合は、次の手順を実行します。
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マークアップリストツールバーを開き、 [マークアップリスト] > [マークアップ] > [概要] > [PDF の概要] の順に移動します。 [PDF の概要]ダイアログボックスが表示されます。
- [ページ] メニューから、要約するページを選択します。
- [フィルタとソート] タブでは、選択した列にフィルタを設定して、特定のデータを除外することができます。
- [現在の PDF にハイパーリンクを追加] を有効にします。
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[スタイル] リストをクリックし、[フロー] または [表] を選択します。[フロー] は、ゆったりとした読みやすいフローで 1 つずつマークアップをカバーします。[表] は、表形式でマークアップリストのレイアウトを作り直すため、ページごとの情報量が多くなります。
メモ : 表スタイルの概要を選択すると、[現在の列幅を使用] という追加オプションの使用が可能になります。現在のマークアップリストのレイアウトの相対的な列幅を継承するには、このボックスをオフにします。デフォルトの幅を使用し、マークアップリストのレイアウトを上書きする場合は、このボックスをオンにします。
- [サムネイル] リストを選択し、[小]、[中]、[大] からサイズを選択します。この設定で、概要内の各マークアップのプレビューのサイズを決定します。
- [OK] をクリックします。
概要が作成され、追加されます。概要を表示するには、[サムネイル] タブを選択し、概要ページをクリックすると、ワークスペース内のその場所へジャンプします。
概要では、各テイクオフは関連するデータ表示の横に表示されます。マークアップをクリックすると、元の図面のその領域にジャンプすることができます。