シーケンス

シーケンスは、PDF に追加されるたびに値が増加する特殊なマークアップツールです。更新されるシーケンス値は、数値またはアルファベットとなります。以下の画像は、PDF に 3 回追加されたシーケンスを示しています。

クローズ PDF でシーケンスを使用する

シーケンスは、ステータスバーで [再利用] が有効になっているという仮定の上で自動的に動作します。つまり、有効に設定すると、マウスをクリックするたびに、マークアップの新しいコピー (この場合はシーケンスの次の値)が配置されます。 PDF にシーケンスを配置するには：

  1. [ウィンドウ] > [パネル] > [Tool Chest] に進むか、または ALT+X を押して [Tool Chest] パネルを表示します。
  2. 適切なツールセットから目的のシーケンスツールをクリックします。 シーケンスツールは、 Revu に最初からインストールされている複数のツールセットの 1 つ、またはユーザー作成のシーケンスツールなど、どのようなツールセットにも組み込むことができます。
  3. PDF をクリックして、最初のシーケンスマークアップを配置し、クリックを続けてさらに配置します。 クリックするごとに、次のシーケンスマークアップの値が自動的に増加します。
  4. 最後のシーケンスマークアップを配置したら、ESC キーを押します。

[Tool Chest] パネルに表示されるシーケンスアイコンが自動的に更新され、シーケンスの次の値が表示されます。 さらに、アイコンの右下隅に表示される三角形のアイコンがオレンジ色に変わり、シーケンスが使用中であることを示します。次の図で示される 2 つのシーケンスの場合、右側のシーケンスが使用中となります。

クローズ シーケンスの再開

シーケンスを停止し、別のツールを使用した場合や、シーケンスを含む PDF を開いた場合でも、いつでもシーケンスに戻れます。これを実行するには、次のいずれかの方法を使用します。

  • [Tool Chest] から同じシーケンスツールを選択します。
  • 右クリック で PDF 内の任意のシーケンスマークアップを選択し、[シーケンスを再開] を選択します。
クローズ シーケンスのすべてのメンバーを選択

シーケンスのすべてのメンバーを一度に選択するには、シーケンス内の任意のメンバーを右クリックして、[シーケンスを選択] を選択します。シーケンスのすべてのメンバーが選択されます。

クローズ シーケンスのリセット

シーケンスをリセットすると、同じシーケンスツールを使用して PDF に複数のシーケンスを配置することができます。デフォルトでは、シーケンスツールを使用して PDF のシーケンスを開始すると、その後同じツールを使用した場合にはそのシーケンスが継続されます。ツールをリセットし、同じツールを使用して新しいシーケンスを開始するには、 右クリック で [Tool Chest] パネルからツールを選択し、 [シーケンス] > [リセット] へ進みます。。

クローズ PDF のシーケンスの再構築

すでに PDF で使用されているシーケンスの一部を変更する場合、それらの変更内容に適合するように、既に配置されているシーケンスを再構築することを選択できます。一般的に、これはシーケンスダイアログボックスで実施された変更のみに適用されます。

既存のシーケンスを再構築する最初の方法は、シーケンスに変更が加えられたときに表示されます。[シーケンス] ダイアログボックスに適用可能な変更を加えると、自動的にダイアログボックスが表示され、影響を受けるシーケンスの再構築をユーザーに促します。このダイアログボックスで [はい] をクリックすると、これらのシーケンスが自動的に再構築されます。

シーケンスは後で再構築することもできます。 [Tool Chest] タブでツールを右クリックして、[シーケンス] > [ドキュメントでシーケンスを再構築する] へ移動します。

クローズ シーケンスの有効化または無効化

シーケンスを一時的に無効にすると、「ベース」マークアップを配置することができます。これを実施するには、 [Tool Chest] タブで目的のツールを右クリックし、[シーケンス] > [有効] へ進みます。 [有効] がチェックされている場合、マークアップはすべての適切なプロパティを持つシーケンスツールとして動作します。チェックされていない場合、他のマークアップと同様に動作します。

クローズ 番号付きカウントでのシーケンスツールの作成

独自のシーケンスツールを作成して、外観をカスタマイズすることができます。以下の例では、[四角形] マークアップツールを使用して作成された図形から基本的なシーケンスツールを作成する方法について説明しますが、シーケンスツールの作成にはほぼすべての機能 ([スナップショット] や [画像ファイル] を含む) が使用可能です。

  1. テキストを含む [テキストボックス] マークアップを作成します。
    • テキストの内容は任意です (手順の終了時には表示されなくなります)。ただし、このシーケンスを使用して個数を数えるのに使用される桁数として十分な文字数を使用することをお勧めします。 たとえば、100 を超える程度の項目数を数えるのに使用するシーケンスツールでは、3 文字を使用します。 このようにすれば、シーケンスツールには 3 桁の数値に十分なスペースがあることになります。
  2. テキストボックスマークアップを右クリックし、 プロパティを選択します。
  3. [プロパティ] パネルから、テキストの外観やテキストボックス自体に必要な変更を加えます。強く推奨される設定の 1 つは、[位置合わせ] を [中央揃え] ([外観] セクションの下部にあります) に変更することで、シーケンス値が 2 桁の場合にテキストが中央に残るようにする設定です。
  4. テキストボックスマークアップの周りに [四角形] マークアップを作成します。
    • [テキストボックス] のマークアップはシーケンスツールの必須部分ですが、その周囲の図形は必須ではありません。ユーザーは [スナップショット] または [画像ファイル] から作成されたものを含むすべての図形マークアップを使用することができます (この場合、ステップ 8 にそのまま進んでください)。
  5. [四角形] マークアップを右クリックして、[プロパティ] を選択します。
  6. [プロパティ] パネルで、テキストとテキストボックス自体の外観に変更を加えます。
  7. [テキストボックス] や [四角形] のマークアップを単一のマークアップにグループ化します。
  8. [ウィンドウ] > [パネル] > [Tool Chest] に進むか、または ALT+X を押して [Tool Chest] パネルを表示します。
  9. マークアップを [最近使ったツール] から [マイツール] へドラッグします (別のツールセットへドラッグすることもできますが、この手順では [マイツール] へ移動させたと仮定します)。
  10. [マイツール] で目的のマークアップを右クリックして、[シーケンス] > [定義] へ進みます。[シーケンス] ダイアログボックスが表示されます。
  11. デフォルト設定では、1 から始まり、配置されるたびに 1 ずつカウントの上がる標準的なシーケンスツールが作成されます。[OK] をクリックして、デフォルト設定を受け入れます。

ツールのアイコンで 2 か所変更します。 まず、テキストボックスに最初に入力したテキストは、シーケンスツールの初期値 (デフォルトで a 1) に置き換えられています。 次に、小さな三角形アイコンが、アイコンの右下に表示されています。 下の画像は、上記の手順による作成「前」および作成「後」のシーケンスツールの外観を示します。

クローズ シーケンスダイアログボックス

[シーケンス] ダイアログボックスには、シーケンスツールを定義する際に設定可能な次のオプションが含まれています。

番号付け

[スタイル] ：シーケンスの数字または文字スタイルを定義します。

[プレフィックス] ：シーケンステキストの前に表示されるテキストを追加します。

[サフィックス] ：シーケンステキストの後に表示されるテキストを追加します。

[開始] ：開始値を設定します。

[増分] ：それぞれの新しいシーケンスが増分される速度を設定します。

オプション

[シーケンスをリセットする単位] ：新しいページまたはドキュメントごとにシーケンスを再開するかどうかを設定します。

[マークアップの削除時に番号を付け直す] ：選択した場合、シーケンスが削除されると自動的に番号が付け直されます。たとえば、シーケンス 3 を削除すると、シーケンス 4、5、および 6 の番号が自動的に 3、4、および 5 に変更されます。

次の画像は、シーケンスが自動的に番号を付け直される様子を示しています。

関連トピック

Tool Chest パネル

カウントツール