Microsoft Surface および Surface Studio で Revu を使用する
Revu は、Microsoft Surface デバイスでもデスクトップ型パソコンとほぼ同じように動作しますが、Surface Dial に固有の機能や動作もいくつかあります。すべての Surface デバイスで、Surface Dial メニューおよび選択タブの特殊機能が利用可能です。 Surface Studio など、画面上で直接 Surface Dial の使用が可能な Surface デバイスには、複数の追加機能も用意されています。
すべての Surface デバイスで、Surface Dial メニューを利用することができます。Surface Dial メニューは、Surface Dial を使用してアクセスが可能なメニューに一般的に使用される機能が装備されたものです。 Surface Dial を押して、このメニューを呼び出すことができます。 Surface Dial が画面に表示されている場合はメニューがそれを取り囲みますが、それ以外の場合は、スタンドアロンのホイールメニューとして画面に表示されます。このメニューは、標準仕様の Surface Dial メニューアイテム、および Revu 固有のメニューアイテムから構成されます。メニューアイテムには次のようなものが含まれます。
- [音量] :デバイスのスピーカーの音量を調整します。
- [スクロール] :メインワークスペース内を上下または左右にスクロールします。 Surface Dial を押すと、スクロールする方向を切り替えることができます。
- [ズーム] :メインワークスペースをズームインおよびズームアウトします。
- [元に戻す] :履歴内のアクションを元に戻したり、やり直すことができます。順序ごとにアクションを元に戻す場合は左にスクロールし続け、元に戻すアクションをやり直す場合は右へスクロールします。
- [Tool Chest] :Tool Chest パネルを開きます。Surface Dial と Tool Chest の動作における関係性の詳細については、以下の [ツールチェストパネル] を参照してください。
- [分割ズーム] : MultiView を使用して、メインワークスペースを垂直に分割します。Surface Dial を回転させると、元のドキュメントの表示を維持したままの状態で分割表示にズームインまたはズームアウトすることができます。 Surface Dial が画面に表示されている状態での分割ズームの使用に関する詳細は、以下の「オンスクリーン機能」を参照してください。
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[プロパティ] : 別のホイールのマークアッププロパティの限定メニューを使用します。ドキュメントのマークアップがアクティブである場合、そのプロパティは変更が可能です。ドキュメントのマークアップがアクティブではないものの、マークアップタブのマークアップがアクティブな場合は、そのマークアップのデフォルト設定を変更することができます。それ以外の場合は、メニューは淡色表示されます。使用可能なプロパティには、[線の幅]、[色]、[塗りつぶし]、および[不透明度] (該当する場合、線と塗りつぶしの両方) が含まれます。
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[パネル] : [パネル] メニューを開きます。パネルを選択すると、必要に応じてパネルが開き、アクティブになります。
これらの機能は、オンスクリーンでの Surface Dial の操作に対応している Surface Studio などの Surface デバイスのみで利用が可能です。基本的に、画面上の Surface Dial の位置によってその機能は決まります。
- 上記の「オフスクリーン機能」で記述された説明の通り、Surface Dial を押して Surface Dial メニューを呼び出します。
- Surface Dial が [Tool Chest] または [レイヤー] パネルのいずれかに位置している場合は、上記の [オフスクリーン] セクションで記述された説明の通り、そのタブに関連付けられた機能が自動的に有効になります。詳細については、以下の「Tool Chest とレイヤーパネル」を参照してください。
- Surface Dial が図面上にある場合は、回転させると図面をズームインまたはズームアウトすることができます。
- Surface Dial がマークアップ上にある場合は、回転させると、上記の [オフスクリーン] セクションで記述された説明の通り、様々なマークアッププロパティを選択します。詳細については、上記の [プロパティ] を参照してください。
- [分割ズームモード] に設定されている場合、Surface Dial を分割ビューの一方に配置すると、もう片方のビューにループが表示され、そのビューの Surface Dial の位置が示されます。 Surface Dial を回転させると、もう片方のビューがズームされ、Surface Dial をスライドして回すと、ズームされた図面上でビューが移動します。
Surface Dial は、[Tool Chest] パネルと [レイヤー] パネルの両方に対し直接的な操作を行うことができます。
Tool Chest パネル
Surface Dial で [Tool Chest] パネル (オフスクリーンとオンスクリーンモードのどちらに設定された場合でも) を有効にすると、その機能を利用してツールおよびツールセットを素早く簡単に移動させることができます。
- Surface Dial を回転させると、スクロールしてツールの種類を確認できます。
- Surface Dial を押すと、ツールセットを素早く確認できます。
レイヤーパネル
Revu が Surface Dial を検出すると、[レイヤー] パネルの [オプション] メニューに [ダイヤル] サブメニューが表示されます。このメニューは、Surface Dial の設定がオンスクリーンモードとオフスクリーンモードのどちらの場合でも表示されます。
[ダイヤル] :このメニューは、 Revu が Surface Dial の存在を検知した場合のみ表示されます。Surface Dial のモードを選択して、Surface Dial を回転させたときのレイヤーの表示方法を決定します。
- [分離] :現在のレイヤーのみを表示します。
- [ビルド] :各レイヤーが進行順にスクロール表示されます。
- [選択] :ビューを変更せずにレイヤーをスクロールします。 Surface Dial を押して、現在の状態に応じて、非表示または表示のいずれかの現在のレイヤーを選択します。