ドキュメントの認証

通常、ドキュメントは作成者または第一署名者によって本物であることが認証されます。さらに、ドキュメントを認証すると、認証者には、マークアップ、フォームフィールドの入力、デジタル署名の適用など、ドキュメントに対して限定的な変更を許可するオプションがありますが、署名者はページのコンテンツを変更できなくなります。そのため、ドキュメントは、すべてのデジタル署名フィールドが追加された後など、処理が完全に完了した後に認証される必要があります。

認証されたドキュメントを他のドキュメントと結合させることはできません。認証を施す前にドキュメントを結合するか、[Set] を使用して、個別の署名付き PDF を単一のコレクションとして表示します。認証済みのドキュメントは PDF パッケージに追加することができます。

認証済みのドキュメントにページを挿入することはできません。また、認証済みの複数ページからなるドキュメントからページを抽出することもできません。

署名された文書は自動的に編集状態にロックされ、署名がクリアされない限り、そのセキュリティステータスを変更することはできません。ドキュメントを変更することになる操作 (例えば、ページの追加または削除マークアップのフラット化OCR の実行、新しいフォームフィールドの追加など) は実行できません。これらのオプションは利用できないため、淡色表示されます。

PDF を認証する方法は、文書の署名者であるかどうかによって、 2 つあります。最初の署名が PDF に追加されると、認証ステータスが変更できなくなります。文書を認証する必要がある場合は、最初の署名者として認証するか、文書の署名者ではない場合は、署名用に送信する前に認証するようにしてください。

認証されたドキュメントは、ドキュメントのプロパティパネルに認証ステートメントが表示され、いつでも確認できます。また、認証されたドキュメントを開くと、認証ステートメントを確認するためにプロパティパネルを開くよう促すダイアログボックスが表示されます。